Shimabara City 4th Elementary School
 Yonsho-Story 2000 (City of Shimabara)

島原市立第四小学校 四小ストーリー 2000(島原市)

平成2年からはじまった普賢岳噴火災害により、新築移転となった島原市立第四小学校のために、制作した石彫彫刻です。同じ敷地内には同時に移転となった杉谷公民館も学校と併設され、近年全国でふえてきた学校と地域の密着型の教育環境になっています。彫刻は学校と公民館を結ぶ階段周辺に設置することになりました。この場所に決まった理由として教育委員会側から地域のおとなたちと学校の子供たちを結ぶ、憩いの広場としての空間にしてほしい、との注文がありました。

 
テーマの設定として、学校のある杉谷地区の地域性をとりあげています。海と山にはさまれた豊かな自然、この環境にはぐくまれたおおらかな人間性は、この地にすむものとして、老若をとわず共有できる無形財産です。
制作段階ではできるだけ子供たちとの関係性を深めるため、何人かの子供たちに集まってもらって、いろいろなイメージを描いてもらいました。それらを参考にしながら最終的にデザインをきめました。


出来上がった作品は全重量15トン。ピンク、白、グレイ、の御影石の石彫で、子供たちが乗ったり、寝転んだり、遊んだりできます。昼休みには子供たちの笑い声がにぎやかです。
制作にあたっては、中国に行って現地の職人さんとチームを組みました。完成作品のわきには中国の職人さんや関係者の名前を刻んで子供たちにも紹介し、文化交流の意味も持たせました。