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コロナ渦中のアトリエ

梅雨に入り、夏至ももうそこまで迫りました。今年も早や半分ですね。コロナで世界中が大変な騒動に巻き込まれていく中、私やマーサさんも2月の終わりくらいから、自粛生活に入り、ほとんど外に出歩かない日々が続きました。外部との接触を遮断され、私はアトリエにこもりっきりの生活です。 ものを造ったり書いたり、あるいは何かを創造することをもっぱらにする人にとっては、この自粛期間はプラスに働いた、という人もいるかもしれません。私は、年はじめから始めた木彫の仕事を毎日やっていましたが、集中力が持続できてとてもいいリズムで仕事ができました。石彫の作品も併せて大小約30点の作品を制作しました。ちょうどこれはアーテイストインレジデンスに参加した時のような感覚です。 ただただ、そのためだけに時間を使うことを許された空間。 自分にとって大切なもの、そのために時間を使うこと。生きるということの意味を、コロナの渦中で考えました。 それにしても、今回のコロナの流行で思ったことは、人間の考えや行動、価値観、というものはこうも簡単に変わってしまうものかということ。自分が常識、当たり前の行動と思っていたことを、どこか丘の上から眺めるような感覚になりました。 さあ、新しい時代にシフトしてしまった観がある世界ですが、今年あと半分、私ももっと制作を続けていきたいと思っています。


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