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人間関係という空間把握
僕たち人間は、いや人間に限らず動物も植物も物も、空間に位置を占めている。この空間において身を隠すことはできない。 それと一緒で、僕たちの心もある種の空間の中に位置を占めている。ここである種の空間と言ったのは、それは僕たちの体が占めるような物理空間とは違う空間にはなりそうだと...
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2022年5月11日読了時間: 2分
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マーサ・ヘブンストンの美
彫刻家マーサ・ヘヴンストンと初めて出会ったのは1994年だ。僕は初めてみるタイプの彼女の作品群に少々面食らった。 大変美しいと思ったが、今まで見たことがないタイプであるがゆえに、その時はどこが美しいのかわからなかった。 今になって考えてみると、マーサのこの時期の作品が大変美...
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2022年3月24日読了時間: 3分
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立体の授業
「はーい、今日は立体の授業をやるよー。」 「じゃあ、まずは画用紙に自由に線を書いてみて。ただし、条件があります。線は交差してはいけません。そして線を描きだしたポイントと、線が終わるポイントが一致することです。意味わかるかな?」...
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2022年2月5日読了時間: 3分
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石の時間
昨年夏、崇城大学芸術学部で行われた石彫実習に、講師として学生さんたちと一緒に参加しました。 皆、石など触ったこともないような人たちばかり。 ましてや石の道具など、見たこともなかったことでしょう。でもそれだけに興味を惹かれる人はいたと思います。...
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2022年1月27日読了時間: 2分
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心ここに在らずにあらずのすすめ
だれしも、毎日を生き生きと心地よく過ごしたいものだ。体が健康で心が元気であれば幸せでいられる。 先日、僕の友人の若い画家と電話で話をした。彼は素晴らしい画家だ。絵に対する集中力は大変なものがある。まだ20代半ばなのに、絵も随分売れた。...
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2022年1月22日読了時間: 2分
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北陸の書家
先日、仕事で富山まで出かけた。 大阪から出発する特急サンダーバードは金沢が終着駅だ。そこからは在来線で移動した。 この日、日本海には強い寒気が停滞していた。今にも雪が降りそうな夕方の曇り空の中を、サンダーバードは進んでいく。...
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2022年1月19日読了時間: 3分
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輪島の突進
北の湖、若乃花、輪島と言ったら、僕が小学生の頃の花形横綱だ。 この時代は、テレビアニメの全盛期。僕ら昭和四十年代の生まれは、テレビっ子、アニメっ子と言われたもの。そんな中で、相撲を好んで見た子供は、あまり多くなかったかもしれない。...
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2021年12月29日読了時間: 3分
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仕事はアイデンテイテイにあらず?
スピリチュアリストの江原啓之さんが著書の中で、「仕事を自分のアイデンテイテイだと思っている人は多い。」とおっしゃっていた。 なるほど、仕事人間と言われる人ほどそうかもしれない。ましてや自分のオリジナリテイーを出したいと思って仕事をしている、芸術関係の人たちなどは、特にそう思...
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2021年12月22日読了時間: 2分
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誕生日にリンガーハットへ
長崎ちゃんぽんと言うと、リンガーハットをまず思い浮べる人は多いのではないだろう か。本場の長崎はともかく、私の住んでいる島原では、店舗が国道沿いにあることもあっ て、地元の名店はあるにしろ、やっぱりちょっと幅を利かせているように見える。...
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2021年12月8日読了時間: 2分
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バーチャルリアリテイーと物質的リアリテイー
バーチャルリアリテイーという言葉が、世間で聞かれるようになってから、どれくらいの年月が経つだろう。 僕の記憶では、僕らの学生時代よりちょっと前くらいからだろうか。 だから30数年前あたり。 では、この言葉がどんな文脈で使われていたか。...
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2021年7月19日読了時間: 3分
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彫刻家と身体
2015年、ロンドンのテートギャラリーで、バーバラ・ヘップワース展を観た。 それまで、彼女の作品は、それほど僕をワクワクさせるものではなかったが、この展覧会を観て、この彫刻家のイメージが一変した。 同じイギリスの彫刻家ヘンリー・ムーアと並ぶ、世界に名だたる巨匠である。...
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2021年6月22日読了時間: 3分
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銀行ウォッチング
僕は外国送金をすることがあるので、銀行の相談窓口に行く機会がある。 外国送金の手続きでは、1時間以上待たされることはザラにあるから、つい先日も、何とはなしに、銀行で働く人たちを眺めていた。 そのうち、ちょっと茶目っ気を出して、一つ、銀行員の仕事を観察してみようと思いたった。...
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2021年6月8日読了時間: 2分
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子供の創造性を保つには
ライオンは、子供を崖の上から、突き落とすという。そして這い上がってきたものだけが、一人前のライオンになっていく。 実際はそんなことはしないと思うけど、どうしてそんな話が生まれたのだろう。 こと、創造性ということに関して言えば、ライオンが子供を崖から落とすことは、人間の子供が...
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2021年6月6日読了時間: 2分
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昼の砂浜
無意識に作り上げた るてぃーん から 意識して自分を引きはがせば 自然と足が向かったのは 昼間の砂浜 波打ち際まで歩いていくと 波の音が 疲れた体にしみこんできた 水のバイブレーションが 僕の存在と溶け合う ふと 水平線が目の高さにある事に 気づくと 巨大な雲が...
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2021年5月31日読了時間: 1分
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創造人間養成コース
僕とマーサさんが、崇城大学芸術学部視覚芸術コースの非常勤講師になって、6年目になりました。関係者の皆さんに感謝でいっぱいです。 担当の教授と当初から話し合ってきたことに、卒業生がたとえ美術の道に進まなくても、様々な分野の中で、創造性と実現力を発揮できる人材を育てようというも...
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2021年5月29日読了時間: 2分
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奈落の生活
最近では、大統領選挙などで世界の注目を浴びたアメリカ。 この国では、永住権(グリーンカード)やそのほか、仕事ビザ、学生ビザなどがないと、入国しても、滞在は3か月に限られる。 27歳の時に、新天地を求めてアメリカに渡ったものの、一年近くは、3か月国内に滞在しては、一度日本に帰...
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2021年5月26日読了時間: 4分
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ある学生との対話
学生: 高校生の時に、ものすごい雲を見たんですが、それが忘れられません。 部活のテニスをしていて、地面や、ボールの匂いが強く感じられました。その時に 見た雲は、デイテールもはっきり見えて、本当に美しく見えました。 教師: それは君にとって、ある種の宗教体験に近いものだ...
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2021年5月21日読了時間: 3分
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イサム・ノグチに会った夢
昨晩は、イサム・ノグチに会った夢を見た。 僕が、ノグチのアトリエを訪ねたのだった。 そのアトリエは、二度訪れたことのある牟礼のアトリエではなく、どこか、古くて新しい感じのする町並みの中にあった。 イサム・ノグチの周りには、たくさんの人が集まっていた。そこには、地元の若い人た...
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2021年5月18日読了時間: 2分
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教員の一言
僕が学んだ、東京造形大学の彫刻科には、彫刻家佐藤忠良先生がいらっしゃいました。 それもそのはず、佐藤先生は、大学の設立メンバーなのです。 佐藤先生は当時、日本の具象彫刻の重鎮で、なんでも、作品の価格は日本で一番高いといわれていた先生です。...
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2021年5月12日読了時間: 4分
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イチゴの季節
マーサさんが誘ってくれれば、夕方、愛犬のボブも一緒に散歩に出かける。 住まいの近くから伸びる下り坂は、子供の時、学校から帰宅するときによく歩いた近道だ。 市街地を見下ろすカーブのところには、野イチゴが群生している。今年は、なり年で、通るたびに、真っ赤な野イチゴが目にまぶしい...
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2021年5月6日読了時間: 2分
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